マタニティヨガを臨月から始めるのは、あり?メリットは?

「マタニティヨガを臨月から始めても大丈夫ですか?」
これは、マタニティヨガに参加希望の妊婦さんから、よく寄せられる質問です。

マタニティヨガをやっておきたかったけど、今からレッスンについていけるか心配ですし、効果があるのか、気になりますよね。

私は2012年からマタニティヨガを教えています。
横浜市のヨガスタジオや助産院で、妊婦さんとヨガを練習してきました。
臨月になってからヨガをスタートする妊婦さんも、数多くいらっしゃいました。

結論からいえば、臨月からマタニティヨガを始めても、遅すぎるということはなく、妊婦さんにはメリットがあります。

今日は、マタニティヨガを臨月から始めたい妊婦さんに、受講をおすすめする理由をお伝えします。

マタニティヨガを臨月から始めると、ポジティブな気持ちになれる!

マタニティヨガは妊婦さんにとって、心理・生活面で効果があるということが分かっています。
どんな効果があるのか、みてみましょう。

  • 生活の質(quality of life)の向上
  • 対人関係改善
  • 不快感や不安感の減少
  • 気分の落ち込みの改善
  • ストレス(自覚)の減少
  • 自律神経のバランスをとる(リラックスの亢進&緊張の低下)

詳しくは これで納得!マタニティヨガの効果について、今わかっている本当のことの記事でどうぞ

このように、マタニティヨガは、妊婦さんに推奨できるアクティビティです。
ただし、効果を実感するには、定期的に続けるほうがよいです。

しかし、たとえ定期的に続けられなくても、マタニティヨガの経験を、ご自分でプラスに変えていくことはできます。

助産院での私のレッスンは、開催頻度が月に1回です。
つまり、ほとんどの生徒さんは数回の受講でお産を迎えます。
それでも「マタニティヨガができてよかった」と、前向きな感想をいただいています。
その一部を、紹介します。

陣痛を乗り切る呼吸法や動作を何パターンも教えてもらえました。

レッスン後、肩こりや背中のこわばりがスッキリしました。今まで動かしていなかったのを痛感。

マタニティヨガのレッスンをきっかけに、家でエクササイズをして、骨盤まわりの違和感が解消されました。

恥骨痛に対して日常生活で気を付けることを教えてもらい、なんとかコントロールしながら過ごせました。

はじめての出産をまえに、じつは不安でいっぱいだったことに気づきました。ヨガでリラックスして少しラクになりました 。

「臨月の今からでも、マタニティヨガをしてみたい」という思いの背後には、「自分や赤ちゃんのために、今できることをしたい」という、前向きな心があるからではないでしょうか?
マタニティヨガは、そのポジティブな気持ちを、ご出産まで保つ助けになるはずです。

マタニティライフの総仕上げに、したいこと、できることに取り組んでみてください。

マタニティヨガを臨月から始めても、産後のカラダづくりに役に立つ!

マタニティヨガで練習するポーズや呼吸法は、お産だけでなく、産後の回復にも役立ちます。
例えば、猫のポーズは、腹筋の強化や猫背の予防に。
骨盤底筋体操は、産後の緩んだ骨盤底を引き締め、回復を促します。
リラックスの呼吸は、産後の慌ただしい気持ちや緊張をやわらげてくれるでしょう。

このように、マタニティヨガでは産後に役立つ情報を得られます。
ですから臨月になっていても、体調がよければぜひ、マタニティヨガに参加してみてください。

さらに、マタニティヨガ講師の多くは、産後ヨガも教えています。
出産後、産後ヨガ教室で先生と再会できます。
もちろんその時は赤ちゃんと一緒です。
楽しみですよね。
産後ヨガは、産後ダイエットや、ママ友づくりのきっかけになりますよ。

出産を目前に控えた臨月。
赤ちゃんが無事に生まれてくるかどうか、赤ちゃんのお世話が十分にできるかどうか、妊婦さんはとても気になっていることでしょう。
こんなとき、産後の楽しみを増やしておくと、気持ちが明るくなるかもしれません。

マタニティヨガを臨月から始める際のチェックポイント

マタニティヨガは。臨月になっていても始められます。
しかし、レッスンの参加には注意が必要です。

料金システムは、月謝ではなく、回数が少なめのチケットや、単発のドロップインがおすすめです。
思いのほか早くご出産を迎えて、通いきれないケースもあるからです。
ほとんどの場合、産後ヨガで受講を再開できます。
念のため、チケットの有効期限に延長措置があるかどうか、 購入前に確認しておきましょう。

また、レッスン形態については、プライベートレッスンを検討してもよいでしょう。
臨月の妊婦さんは、動作に時間がかかったり、心拍数が上がりやすかったりします。
グループレッスンよりも、プライベートレッスンのほうが、先生にきめ細かく配慮してもらえます。
例えば、動きをゆっくりにしたり、椅子を使うことで腰の負担を減らしたり、といった配慮です。
また、素朴な疑問はその場で答えてもらえて、学びの効率が良いのも、プライベートレッスンのメリットです。

まとめ:臨月からマタニティヨガを始めても大丈夫、ただしマイペースで!

臨月からでもマタニティヨガを始めるのは、賛成です。
たとえ数回の受講でも、ヨガの体験が妊婦さんのポジティブな気持ちを助け、産後に役立つ情報を得られる機会になるからです。

マタニティヨガは、医師の許可を受けて、体調が良い時に行いましょう。
レッスン中にお腹が張ったり、息苦しくなったら、すぐにお休みします。
決して無理をしないように、ご自分のカラダと向き合いながら、気持ちよく行いましょう。

ご出産当日までマタニティヨガはできますが、おしるしやお腹の痛みがある場合は、お出かけにならず、ご自宅での練習にとどめるとよいでしょう。

臨月からマタニティヨガをスタートしても、遅すぎるということはありません。
リラックスして自分の心身と向き合うのが、ヨガの在り方です。
ヨガの練習は、いつからでも始められて、いつまでも続けられるものです。

ぜひ、臨月からでもマタニティヨガを始めてみてくださいね。

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[参考資料]

  • 『医療におけるヨーガ原理と実践』新倉 直樹 (監修), サット・ビール・シン・カールサ 他 (編集), 吉水 淳子 (翻訳) (株)ガイアブックス (2020/5/1)

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